持統天皇 |
持統天皇(645- 702)
女帝・持統(じとう)天皇は、 皇室の祖先神・アマテラスになぞられます。
http://sky.geocities.jp/jyunpujyunpu/hakusonkou002b/hakusonkou002b.htm |
持統天皇の頃、初めての対外戦争・白村江(はくすきのえ、663)の戦いで大敗します。
相手は、唐・新羅(しらぎ)連合軍でした。
国内がバラバラのまま戦い、負けました。
この状態で、唐・新羅(しらぎ)連合軍に攻め込まれたら、亡国の危機でした。
国をまとめ、中央集権化をはかることが必要でした。
そのためには、国家神話が必要でした。
乱立状態の各地の神話をまとめたのが古事記です。
持統天皇は「権威」と「権力」を分け、権力は官僚にまかせました。
これにより、皇位は、実力でなく、血縁で決まるようになり、争いがなくなりました。
それまでは、30歳以上の実力のある弟が継ぐのが、常道でした。
国名「日本」が現れたのは、この頃です。
大君(おおきみ)が「天皇」になりました。
日本や天皇が始まったのが、この頃です。
◇ ◆ ◇
持統天皇の歌 <小倉百人一首
春すぎて 夏來にけらし 白妙の
衣ほすてふ 天の香具山
≪ 春が過ぎて、夏がやってきたようです。(夏にな
ると)真っ白な衣を干すと言いますが、天の香具山にも衣がひるがえっています。≫
【関係年表】
645 持統天皇誕生。父は天智天皇(中大兄皇子)。702年、57歳で没。
663 白村江の戦い。日本完敗。「ム、無残なり日本軍」
668 父、天智天皇として即位。
672 壬申の乱。天智天皇の弟・大海人皇子が天智天皇の子・大友皇子を下し、天武天皇に。
「胸にグサリと壬申の乱」
690 伊勢神宮の遷宮始まる。
712 古事記完成。「名、人に広まる古事記でき」
【追】
持統天皇の父は天智(てんじ)天皇、
夫は天武天皇です。
天智、天武、持統と続きます。
20年に1度の伊勢神宮の遷宮は、1300年にわたって続けられています。
すべてを新しくしてカミに新宮に移ってもらう行事です。
持統天皇の690年に始まりました。
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