アマテラスの父母は、イザナキひとりです。
イザナキとイザナミは兄妹でした。
そして夫婦でした。
兄妹が夫婦というのは、神話ではよくあります。
イザナとは、「いざなう」が語源といわれています。
イザナキとイザナミは、いざないあって数々の神を産みます。
イザナミは火の神を出産したときにやけどで死にます。
イザナキは、イザナミを恋求めて、黄泉(よみ)の国へ出かけたあと、
禊(みそぎ)をします。
すると、左目からアマテラスが生まれました。
左は右よりも上位です。
目は知性の象徴でもあります。
アマテラス(天照大御神)は、空を照らす太陽神となりました。
いまは伊勢神宮でまつられています。
太陽神で、皇祖神です。
鼻からは、スサノオが出てきました。
鼻からとは、いかにも荒くれのスサノオにふさわしいです。
スサノオを「すさんだ性格」などの「荒(すさ)ぶ」に関係づける説もあります。
◇ ◆ ◇
スサノオの子孫が、
オオクニヌシ(大国主)です。
オオクニヌシは、出雲の国を治めていましたが、
今の天皇家に国をゆずりました。
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