Chủ Nhật, 27 tháng 7, 2014

第19回 織田信長~天下統一を目指した武将~

第19回 織田信長~天下統一を目指した武将~

■ 天下統一をめざした織田信長

「鳴かぬなら…」と、こわい顔でホトトギスを見つめるのは、戦国大名の織田信長。
夢は、ライバルたちをたおし、天下統一をすることです。
いつ殺されてもおかしくないのが戦国時代。

「でも、弓矢なんて古い古い」と信長が持ち出したのは、鉄砲です。
鉄砲は火薬の力を使って100mくらい弾を飛ばすので、はなれた敵をたおすのにもってこい。

その鉄砲を本格的に戦いで使ったのが織田信長でした。
信長はどのようにして天下統一をめざしたのでしょうか。



■ 下克上の時代

今から450年ほど前、織田信長は天下統一をめざしました。

信長は、今の愛知県尾張の小さな戦国大名の家に生まれました。
父の死により、若くして家をついだ信長は、やがて尾張一国をまとめます。

しかし、信長の生きた戦国時代は、各地で大名たちが争っていました。
身分に関係なく、力あるものがのしあがる、「下克上(げこくじょう)」の時代でした。



■ 天下統一のために欠かせない武器

信長が、天下統一のために欠かせないと考えた武器があります。
それは、当時ポルトガル人によって伝えられた、鉄砲です。

鉄砲には、うつのに時間がかかるという弱点がありました。
まず、銃の先から火薬と弾を入れ、火をつけ、構えます。
一発うったら、次の弾をうつまでに30秒もかかってしまうのです。

しかし信長はその弱点をみごとに克服し、戦で本格的に使いました。
それが、長篠(ながしの)の戦いです。



■ 三千丁の鉄砲

その様子がえがかれた『長篠合戦図屏風(ながしのかっせんずびょうぶ)』。

日本最強といわれた武田騎馬隊との戦いです。
信長軍めがけ、武田の騎馬隊がせめこみます。

待ち受ける織田鉄砲隊。
信長の合図で、「ドドドーン!」と一斉射撃。
信長はこの戦いに備え、三千丁ともいわれる鉄砲を用意しました。

次の弾がうてるまで30秒。
最初の弾をかわした騎馬隊が近づきます。



■ 長篠の戦いで本格的に鉄砲を使った

そのときです。
次の列が前に出て、弾を放ったのです。

弾をこめているあいだに次の列が代わる代わるうつという戦法で、鉄砲の弱点を克服したのです。
信長軍の大勝利でした。

信長は長篠の戦いで本格的に鉄砲を使い、戦の形を変えたのです。
信長が手紙などにおしていた印には「天下布武(ふぶ)」という言葉があります。

「天下に武力を行きわたらせる」という意味。
信長の天下統一に向けての意志の表れです。



■ 楽市楽座で経済を発達させた

琵琶湖のほとりにある安土山(あづちやま)。
長篠の戦いの翌年、信長はここに安土城を築いて天下統一をめざします。

その城下町で信長は、新しい商売の方法を取り入れました。
そこでは商人や職人はだれでも自由に商売をすることができました。

これを「楽市楽座(らくいちらくざ)」といいます。
安土城下町の掟書には、安土が楽市楽座であると記されています。
信長は、だれもが自由に商売できるしくみを取り入れ、経済を発達させました。



■ 新しいもの好きの信長

また、新しいものが好きだった信長は、西洋の文化に大いに興味を持ち、外国と貿易を行いました。
キリスト教の宣教師たちも歓迎しました

ある宣教師が信長のことを書きのこしています。
「信長は、体つきは細く、よく通る声をしていて、戦いを好み、みんなからおそれられていた」と。
そんな信長が天下統一をめざしていた途中のことです。

家臣の明智光秀にそむかれ、命を落としてしまいます。
「本能寺の変」です。
信長の夢は、かないませんでした。

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